atlassian-cli の一部

Bitbucket CLI

プルリクエスト、パイプライン、ブランチ、リポジトリ管理をターミナルから自動化できます。Bearer 認証と Basic 認証に対応しています。

atlassian-cli はコミュニティによる独立したオープンソースプロジェクトです。Atlassian と提携・関連しておらず、Atlassian による承認、推奨、後援のいずれも受けておらず、Atlassian が提供する公式 CLI(acli)でもありません。製品名は互換性を示す目的でのみ使用しています。

Bitbucket CLI とは

Bitbucket CLI(atlassian-cli bitbucket、エイリアスは bb)は、Bitbucket Cloud 向けのコマンドラインツールです。リポジトリとプルリクエストのワークフロー全体をカバーします。リポジトリの一覧表示、作成、更新、ブランチとブランチ保護の管理、プルリクエストの作成、承認、マージ、パイプラインの実行、SSH キーのローテーション、Webhook の管理、コミットの参照に対応しています。出力形式(JSON、CSV、YAML、テーブル)が選べるため、CI パイプラインや監査にそのまま組み込めます。

atlassian-cli の一部として提供されます。これは JiraConfluenceJira Service Management にも対応する、単一のオープンソース Rust バイナリです。Homebrew または Cargo でインストールし、Bitbucket API トークン(Basic 認証、個人アカウント向け)またはワークスペースやリポジトリのアクセストークン(Bearer 認証、CI 向けにスコープを限定)のいずれかで認証します。どちらの手順も認証ガイドで説明しています。

すでに GitHub の gh CLI を使っているなら、同じターミナル中心のワークフローを Bitbucket Cloud でも実現できます。プルリクエストの作成、承認とマージ、パイプラインの実行、リポジトリの新規作成まで、シェルを離れることもブラウザのタブを開くこともなく完了します。Bitbucket CLI ガイドでは、セットアップから日常的なコマンドまでを通しで解説しています。

Bitbucket CLI が役立つ場面

Bitbucket の機能

Bitbucket Cloud のワークスペースを完全にコントロール

リポジトリ管理

リポジトリの一覧表示、作成、更新、削除に対応。使われていないリポジトリはドライラン付きで一括アーカイブできます。プロジェクトの作成から削除までと、ワークスペースの一覧表示にも対応します。

プルリクエストのワークフロー

PR の作成、承認、マージ、却下ができます。レビュアーの追加、コメントの投稿、マージ戦略(squash、merge commit、fast-forward)の選択にも対応します。

パイプラインの操作

パイプラインの一覧表示、実行、停止に対応。ビルドログを確認できます。ref 名を指定して、特定のブランチやカスタムパイプラインを実行できます。

ブランチ保護

ブランチ制限の設定、最小承認数の要求、マージ戦略の制限ができます。ブランチ保護ルールの一覧表示と管理にも対応します。

Bearer 認証と Basic 認証

スコープを限定した API トークンによる Bearer 認証と、従来の Basic 認証に対応。プロファイルごとに Bitbucket のトークンを設定でき、環境変数へのフォールバックも用意しています。

Webhook の管理

Webhook の作成、一覧表示、削除ができます。repo:push や pullrequest:created などのイベントを購読できます。SSH デプロイキーの管理にも対応します。

コード例

Bitbucket 自動化のための実運用スクリプト

プルリクエストの自動化

# List open pull requests as JSON
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  pr list api-service \
  --state OPEN --format json

# Approve and merge with squash strategy
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  pr approve api-service 42

atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  pr merge api-service 42 \
  --strategy merge_commit

# Create a new pull request
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  pr create api-service \
  --title "Add feature" \
  --source feature/new \
  --destination main

マージ済みブランチの整理

# List all branches in a repo
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  branch list api-service

# Delete a merged feature branch
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  branch delete api-service feature/old --force

# Bulk delete merged branches (dry-run first)
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  bulk delete-branches api-service \
  --exclude feature/keep --dry-run

# Protect main branch with 2 approvals
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  branch protect api-service \
  --pattern "main" \
  --kind restrict_merges --approvals 2

リポジトリの監査

# List all repos in a workspace
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  repo list --format json

# Get repo details
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  repo get api-service

# List repo permissions
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  permission list api-service

# Bulk archive repos inactive for 180 days
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  bulk archive-repos --days 180 --dry-run

# Check current user identity
atlassian-cli bitbucket whoami

クイックスタート

1 分以内にインストールと認証を完了

# Install via Homebrew
brew install omar16100/atlassian-cli/atlassian-cli

# Basic auth (email + API token)
atlassian-cli auth login \
  --profile bb-work \
  --base-url https://your-domain.atlassian.net \
  --email you@company.com

# Bearer token auth (scoped Bitbucket token)
atlassian-cli auth login \
  --profile bb-ci \
  --bitbucket --bearer \
  --workspace myteam

# Verify authentication
atlassian-cli bitbucket whoami --profile bb-ci

# List repos in your workspace
atlassian-cli bitbucket --workspace myteam \
  repo list --limit 10

Bitbucket のコマンドグループ

各グループからコマンドリファレンスの該当セクションにリンクしています。

グループ 対象
bb repo リポジトリの一覧表示、取得、作成、更新、削除。一覧表示では --limit を指定できます。
bb branch ブランチの作成から削除までと、ブランチ保護(承認、マージ制限、必須チェック)。
bb pr プルリクエストの一覧表示、取得、作成、承認、マージ、コメント。CI のゲート判定に使える機械可読な出力に対応。
bb pipeline パイプラインの実行、一覧表示、停止。サービスをまたいだ制御に便利です。
bb webhook / bb ssh-key Webhook の管理とデプロイキーのライフサイクル。
bb workspace / bb project ワークスペースとプロジェクト単位の棚卸しと管理。
bb permission / bb commit リポジトリ権限の管理と、コミットや差分の参照。
bb bulk archive-repos / delete-branches ドライランでのプレビューと、更新日やパターンによる絞り込みに対応した一括操作。

フラグの一覧と出力スキーマはコマンドリファレンスに記載しています。認証(Bearer と Basic の違い)については Bitbucket の認証セクションを参照してください。

よく使う Bitbucket コマンド

日常的に使うものを厳選しました。すべてのフラグはコマンドリファレンスと照合済みです。

いずれも先頭に atlassian-cli を付けて実行します(bbbitbucket の組み込みエイリアスです)。リポジトリを対象とする場合は --workspace <name> を追加します。例えば atlassian-cli bb --workspace myteam pr list api-service のようになります。

コマンド 内容
bb repo list ワークスペース内のすべてのリポジトリを一覧表示します。
bb repo get <repo> 単一のリポジトリの詳細を表示します。
bb pr list <repo> --state OPEN オープンなプルリクエストを一覧表示します(CI では --format json を追加します)。
bb pr create <repo> --title … --source … --destination … 2 つのブランチ間でプルリクエストを作成します。
bb pr approve <repo> <id> プルリクエストを承認します。
bb pr merge <repo> <id> --strategy merge_commit 指定した戦略でプルリクエストをマージします。
bb branch protect <repo> --pattern "main" --kind restrict_merges --approvals 2 ブランチへのマージ前に承認を必須にします。
bb pipeline trigger <repo> --ref-name main ブランチでパイプラインを開始します(名前付きパイプラインの場合は --custom-pipeline <name> を追加します)。
bb bulk delete-branches <repo> --dry-run 削除する前に、古いブランチの整理内容をプレビューします。
bb whoami 認証済みの Bitbucket アカウントを表示します。

よくある作業

やりたいことと対応するコマンドの一覧

よくある質問

Bitbucket の Basic 認証と Bearer 認証の違いは何ですか?

Basic 認証は、Bitbucket にスコープを限定した Atlassian API トークンを使います。自分自身のアカウントとして認証されるため、メールアドレスが必要です。個人の日常的な作業に向いています。Bearer 認証は、リポジトリ、ワークスペース、プロジェクト単位のアクセストークンを使います。特定のリソースにスコープが限定され、メールアドレスも不要なので、CI にはこちらが適しています。アプリパスワードは非推奨です(新規作成は 2025年9月9日に終了し、既存のアプリパスワードは 2026年6月9日に利用できなくなります)。設定手順は認証ガイドで詳しく説明しています。

bbbitbucket の代わりに使えますか?

はい。bb は組み込みのエイリアスです。atlassian-cli bb pr list myteam api-serviceatlassian-cli bitbucket pr list myteam api-service と同じ意味になります。

CI で PR の承認を自動化するには?

pullrequest:write スコープを持つワークスペースアクセストークンを作成し、パイプライン内で BITBUCKET_TOKEN としてエクスポートします。そのうえで、セットアップ手順の中で atlassian-cli auth login --profile ci --bitbucket --bearer --token $BITBUCKET_TOKEN を一度だけ実行します。以降の bb pr approvebb pr merge はそのプロファイルを使います。PR 自動化ランブックに完全な例があります。

古いブランチを一括削除できますか?

はい。atlassian-cli bb --workspace myteam bulk delete-branches api-service --exclude feature/keep --dry-run を実行すると、除外パターンで絞り込んだうえで、削除対象となるブランチの一覧が表示されます。内容に問題がなければ --dry-run を外して再実行します。ブランチ整理ランブックでは、実運用向けの手順を解説しています。

セルフホストの Bitbucket に対応していますか?

現時点では Bitbucket Cloud を対象としています。Bitbucket Data Center は REST API の構成が異なるため、DC 向けの対応状況は GitHub リポジトリで確認してください。

無料ですか?

はい。MIT ライセンスで提供しています。Bitbucket Cloud 自体にも小規模チーム向けの無料プランがあり、この CLI はどのプランでも動作します。

関連リソース

ガイドやランブックなど

Bitbucket CLI のよくある質問

Bitbucket をコマンドラインから自動化する

コマンドラインから Bitbucket を操作するには?

atlassian-cli は、プルリクエスト、パイプライン、ブランチ、リポジトリ、権限を扱う Bitbucket CLI です。認証を済ませたら、atlassian-cli bitbucket --workspace myteam pr list api-service のようにコマンドを実行します。詳しくは Bitbucket コマンドリファレンスを参照してください。

CLI から Bitbucket Pipelines を実行できますか?

はい。名前付きのカスタムパイプラインにも対応しています。atlassian-cli bitbucket --workspace myteam pipeline trigger api-service --ref-name main --custom-pipeline <name> のように実行します。カスタムパイプラインの実行はバージョン 0.4 で追加されました。

これは Atlassian 公式の Bitbucket CLI ですか?

いいえ。atlassian-cli は独立したオープンソースツールであり、Atlassian と提携・関連しておらず、Atlassian による承認、推奨、後援、保守のいずれも受けていません。Atlassian は別途、独自の公式 CLI(acli)を提供しています。

Bitbucket CLI は無料ですか?

はい。atlassian-cli は MIT ライセンスの無料のオープンソースソフトウェアです。インストールページまたは GitHub から入手できます。

コピーしました